Puñal / Epstein

Puñal
Epstein

CATALOG#RL66-004 / BDJ025
FORMATCD Album
PRICE¥2,310 [tax in]
RELEASE2004.10.9

Epstein(エプスティン)=Roberto Carlos Langeのファースト・アルバム。先行12インチ・シングルは、渋谷のレコードショップ、DMR限定でリリースされ、すでにソールドアウトとなっている。国内盤のみボーナストラック「DUO」を収録。

Epsteinは、我々が個々最近で出会った中でも秀逸の才能の持ち主で、演奏だけでなく、ドラムマシーンやコンピューターでの曲作りからビデオ制作まで手がける。Robertoは、国を捨て、NYのロングアイランドに移民したエクアドル人の一家に生まれ、南フロリダに移り住んだ。南米出身者には、ヨーロッパ系の混血が圧倒的に多く、Langeという苗字もドイツ系の血統を示している。この国際的な背景に、Dirty Southの熱が融合し、Robertoに幅広い音楽性を授けているはずだ。

マイアミのアンダーグラウンド・エレクトロニカレーベル、<Merck>から登場したEpsteinは、新しいLO-FI FUNKブランドのデビューCDを<Botanic del Jibaro>からリリースする。Dirty Southほどの弾みはないが、渋みが強まっている。ホコリっぽいメロディーと、錆びたホーンとドラムのセッションは、彼が南フロリダからジョージアのサバナに移動する旅路に、彼の頭の中で生まれた。このインストゥルメンタルなプロジェクトは、Climberに影響を与えたという(もっと気難しく暗いイメージだが)。

DJ諸君にアドバイスしよう。これはあなたのセットに加えなければならないマストツールである。そしてCounterflowにおける"ROM"と、ArepazにおけるRobertoの別プロジェクトである、"Boom & Birds"のファンならもちろんマストで手に入れなければならない一枚である。

Puñal とは、スペイン語で「短剣」や「ナイフ」という意味で、ここでは「裏切り−不意打ち」というニュアンスを含む。この作品は、鉄道の線路が未だに白人と黒人を分断している湿気の多い都市で、未だに迫害を受け、貧困を強いられる中米出身の移民の生活に触発され生まれた。嘘と、政治家や国民が唱える正義は、どんな時代にも決して変わることが無い。南アメリカほど、アメリカンドリームが皮肉的で、国家を支えるオフィスワーカーたちとそのポリシーに逆行しているところはない。オープニングトラックの、恐怖と無知にコントロールされた大衆のトランス状態を表現するような催眠セッションが、その全てを語っている。 (text by La Mano Fria)

 

レイドバックと、南米移民の現実交錯するインスト。残念だが頭では理解できても、僕らはその現実を実感できない。でもこのアルバムは、僕らの日常にも不思議なくらいしっとりとくる
木下充(remix編集部)

懐古な旋律に覆われた哀愁で傷ついた今の時代を癒してくれる。これは現代のフォークミュージックだ
柳沢祐至(Warszawa)

Roberto……彼の人生さながらに複雑に入り組んだサウンドは、それを感じさせないくらいに流麗で耳障りが良い。時にスピリチュアルに、時にダイナミックに……”インストゥルメンタル”としての境地を、ジャンル越え、提示している
北川達哉(Writer/Jazzy Sport)

ナイフの様な切れ味と土着的な質感、そして安らぐ様なメロディーが心の奥深い所に実にじんわりと染みこんでくる、、、。そんな一枚だ
岡田信也

UPDATED 2006.05.03
Puñal / Epstein


01. Grabadora Entre Brazos
02. Tarde con Ayudo de Ayer
03. Sin Sombra un Pecho
04. Te Conozco Sin Pelo
05. Playa, Mar, Cerdo, Juego
06. Cara de Nariz contigo
07. Extrano mis Dedos
08. Residuo de Ayer
09. Corte del Pelo
10. Cereza
11. Mira
12. Duo (JAPAN BONUS TRACK)
13. Tambor Y Lengua